少林寺拳法は、開祖・宗 道臣(そう どうしん)が、中国各地で学んだ拳技をもとに整理再編し、それに自らの創意工夫を加えて新たに編み出した独自の拳法を日本で創始した武道です。その中身の特徴と言えば剛と柔が一体となった理想的な護身術です。現在、父・宗 道臣の後を継いだ宗 由貴(そう ゆうき)総裁の下で、世界29ヶ国に普及し、150万を優に超える人々が修行に励んでいます。
東久留米市内に於いても、200人近くの拳士たちが、3支部長の下で練習に励んでいます。
少林寺拳法の護身の技としての剛法・柔法と健康増進としての整法の3法について説明します。
少林寺拳法の剛法は、相手と激突して突き、蹴り等で急所を攻め倒すことを特徴としています。
また受け、流し、かわし等で完璧な防御をしたあと、突蹴で反撃することを理想としています。
少林寺拳法の柔法は、相手と接触した状態で、抜き、逆、投げ、固め等を主体に相手を制することを特徴としています。
それによってどこをどのように捕まれても必ず抜くことが出来、そこからさらに相手の関節の逆を捕り鋭い痛みを与えたり、投げ飛ばすことも出来ます。
東洋医学では、人間の体に経脉秘孔という急所があり、これを攻撃の際に有効に用いるだけでなく、健康の保持と増進の為の優れた法術として人間の骨格や神経、血脈を整えることにより心身共に健全な生活を営む事が出来ます。
多忙な拳士にとって、時間は何よりも貴重なものです。
しかし、当連盟では独自のカリキュラムでの練習により、下記日時の毎回わずか2時間程度の練習で最大の能率を上げ、まったくの初心者が確実に強くなっていくのです。
又、中高年者には健康維持とリハビリに役立ちます。
以下に1日の練習の流れを紹介したいと思います。
練習始めにウォーミングアップとして筋腱を伸ばし、ケガの防止に役立てます。
少林寺拳法の技法の基礎となる体構え、足捌き、受身、突き、蹴り、受け等の反復練習と単独の法形について練習します。
二人一組でカリキュラム(科目表)に沿って、指導者の豊富な経験に基づいた的確な指導を行います。
より実戦形式に近い練習を積むことで、見せ掛けだけでない真の強さと勇気が生まれてくるのです。
練習後に疲れた体を二人一組になりお互いの背中を中心に全身を調整しあい筋肉の疲労をとり、健康な体を維持する手段として行います。
4月 ハイキング
5月 開祖デー
6月 演武会
8月 夏季合宿
冨山 佳則
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